25th Anniversary TOUR GREATEST ANTHOLOGY -NAKED- 2014,04,12 オリックス劇場 セットリスト 01.WARRIORS <MC 02.PARACHUTE 03.Rock'n Roll Suicide 04.WILD AT NIGHT 05.Girls Be Glamorous 06.COOL 07.CALLING 08.CRIME OF LOVE 09.TRUE BELIEVER 10.たどりついたらいつも雨ふり 11.IF YOU WANT 12.魂を抱いてくれ <MC ◆ 13.STRANGER 14.ONE LIFE <MC > 15.BANG THE BEAT 16.Doppelganger 17.Weekend Shuffle 18.LOVE & GAME 19.Wild Romance ~ENCORE <MC ぁ 20.North of Eden 21.THE SUN ALSO RISES 22.KISS ME ~ENCORE◆ <MC ァ 23.JEALOUSYを眠らせて 24.SUMMER GAME ~ENCORE~ <MC Α 25.ANGEL
氷室京介、TOUR2014 大阪公演二日目です。
前日のライブがあまりにもよかったために、二日目も期待十分で会場に向かいました。かなり早めに会場に着き、グッズ売り場を冷やかした後、開場までかなり時間があったので、オリックスホールの周辺をブラブラ探索してきました。このホールは厚生年金会館時代から50回以上通っていますが、意外に周囲を散策したことはなく、オシャレなカフェや美味しそうな和菓子屋などを発見し、かなり得した気分で会場に戻ってきました。
開演予定時間の30分前のホール前は人・人・人。入場するための長い列ができていました。それに並びながら会場に入ります。座席はというと、前から10列目。よくよく見ると、ちょうどド真ん中の席でした。これはライブが始まってからわかるのですが、ちょうど氷室京介と目線が一緒(笑)。要はヒムロックが正面を向いて歌うときは、完全に私と目が合っている状態。ヒムロックにガン見されていました。まあ、あちらは私のことなんか見えてないだろうけど(汗)。
そんなとてもよく見える位置から見えるライブ。最終アナウンスがかかると、早くも客席は総立ち状態。あちこちから「氷室~」の声がかかりだします。ふと時計を見ると、開演予定時間の2分前。しかし、その瞬間に客電が落ちます。大歓声の客席。
メンバー登場の後、ヒムロック登場!前日以上に大歓声を持って迎え入れます。
この日も絶好調のヒムロック。一曲目から右へ左へと動き、客席をあおっていきます。テンションが最初からMAX状態で、客席をグイグイ引っ張っていきます。前日同様、イヤモニを気にする素振りもなく、かなり気持ちよさそうです。もっとも、ライブ中盤から舞台上手に指示を送る場面が見られましたが。これは、イヤモニが聞こえないというのではなく、現在の環境をさらに良くしようと試みているように見えました。
中盤のバラードセクションは相変わらず秀逸。全編を通してですが、バンドメンバーの演奏も実にすばらしい。ここにきて、全体的なクォリティーが完成しているようにも感じました。
前日はかなりしゃべり倒したヒムロックですが、この日はあまりしゃべらず。途中盛り上げようとして、しゃべりがカミカミになってしまう場面も見られましたが、これはこれでご愛嬌(笑)。どちらかというと、かなりライブの流れを意識してステージングをしているように見えました。
後半からは盛り上がる一方の客席。一体感は前日以上です。それに呼応するかのように、ヒムロックは頻繁に左右に動き、メンバーもドンドン前に出てきます。このまま一気に大盛り上がりかと思いきや、「Wild Romance」で本編が終了しました。
当然客席からアンコールを求める氷室コールが起こります。この日はちょっと長めのインターバルのように見えましたが、ステージに灯りがともり、メンバーがステージに登場した後、ヒムロックが登場。そのまま一回目のアンコールが始まります。秀逸なバラードと「KISS ME」の見事な一体感。素晴らしいの一言に尽きる時間でした。そして、ステーを後にするメンバーたち。
すぐさま二度目のアンコールを求める客席。ここもしばらくインターバルを置いて、今度はヒムロックが一人で登場し、一人一人メンバーを呼び出す形でメンバー紹介を行います。ヒムロックの笑顔とメンバーの笑顔が堪らなくステキでした。
言うまでもなく盛り上がる客席。これまでは「JEALOUSYを眠らせて」と「SUMMER GAME」の間に、短いMCを挟んでいましたが、この日はそれがなく、曲続きのような構成になっていました。
「SUMMER GAME」終了後、一人スタスタとステージを後にするヒムロック。しかしステージの上ではギターとベースチェンジが行われており、メンバー全員の頭の上に「?」マークが付いていました。あわてて楽器を置いてステージ袖にはけるメンバー。一瞬何かのトラブルかと思いましたが、客電は点いておらず、客席もとりあえず、アンコールを求める声を送ります。
今度は短いインターバルでヒムロック&メンバー登場。どうやらこの三回目のアンコールは完全にヒムロックの思い付きだったようです(笑)。
最後は当然「ANGEL」。よく見ると、ヒムロックがイヤモニをせずに歌っています!こんな場面を見るのは何年振りか!すぐさまスタッフが飛んできて、ヒムロックの背中のイヤフォンを調整していました。歌うヒムロックの邪魔をせず、完全にヒムロックの後ろに隠れていた、おそらく音響の本堂さんだと思いますが、歌舞伎の後見よろしく、見事な振る舞いでした。
話を元に戻します。当然客席は大盛り上がり。すさまじい「ANGEL」の大合唱をもってヒムロックに応えます。ステージ上の転がしからヒムロックに音を送ろう試行錯誤したせいか、ハウリングがひどいステージ上。さすがに途中からイヤモニを装着しましたが、それも片耳だけ。この一体感を心から楽しんでいるように見えました。
大歓声と大盛り上がりの中、ライブは終了。ステキすぎるひとときでした。ひっさびさに、ハジケました(笑)。
さて、当日のMCです。少しだけですが、子供さんの話をしてくれたのが、ちょっと意外でした。
<MC
ヘイヘイヘイヘイ、ハロー大阪!OK二日目の大阪思いっきり気合い入れていくぜ!イカせてもらうぜ!
<MC ◆
センキュー大阪。今回のこのツアーは去年の夏に出したベスト盤を受けてのツアーってことで、だいぶ半年以上経って、遅れてのツアーなんだけど、そのベスト盤の中から沢山曲を選んでんだけど、みんな気に入ってくれてるかな?(大歓声)。もう早いもんで俺がソロになって、ええ~その~ソロになって音楽活動を一人で始めてから今年で25周年の、25年目の年ってことで(客席大拍手)、もうホント、生まれた子供が25歳になるっていうとんでもなく長い時間、こうして歌を歌わせてもらってるんだけど。最初、まあみんなも知っての通り俺は、バンドのボーカリストとして始まって、最初のその…ソロになって一発目のそのアルバムを作る時に、どうしてもバンドの頃に歌っていた歌とは違う、自分でしか歌えない歌を歌いたいっていう、ものすごい思い入れを込めて作った曲が、ソロアルバムの中に2曲あるんだけど、その中の1曲を。この曲は夢をどちらかと言えば見れない連中、夢を見れないことは別に俺は、あの…それほど罪なことじゃないし、夢を見れない連中の方がたぶん多いのかなと。まあ俺も、そういう中の一人だったし。で、その夢を見れない連中のために、バンドの頃「夢を見ている連中のために贈ります」と「DREAMI’N」って曲があったんだけど、その曲をバンド時代に演ってた時に、メチャクチャファンレターで多かったのは、「自分は夢なんか見れません」と。「どんな夢を見たらいいんでしょう?」と。今、俺の子どもたちも、ええ…まあ、一番上が25歳、それから22歳、そして18歳と、みんなそろそろその、自分の夢を見つけて、でも、なかなかそんな夢なんて簡単に見つかるもんじゃないのよ。で、いいトシしたオヤジやオバサンが「私は夢があります」とか言って、案外夢じゃなくてただの目標だったりして。夢っていうのはやっぱり自分が本当に本当に本当に頑張ってやっと手に入れられる、で、そんなものはなかなかそう簡単に手に入るもんじゃないかなと。で、その夢を手に入れられない連中のために、たぶんみんな持ってる悩みだとか、自分がその…ストラグルしてる、ストラグルってあの…何っつたらいいのかな、あの…人生と戦ってる?感じをたぶんみんな持ってると思うんで、そんな自分の中のPainを、俺がどうしても歌いたいということで、ファーストアルバムに入れた「STRANGER」って曲を聴いてほしいなと思います。
<MC >
センキュー、ありがとう大阪。さっきも言ったけど、25年っていう長い間、別にテレビに出るわけでも、雑誌にしょっちゅう出たりするわけでも、何でもないのにこうして毎回毎回。今回もあの…この…ちょっと、まあ去年いろんなことがあって半年ほど遅れたこのツアーで、こんなにたくさんの人が集まってくれるとは実は全然思ってなくて、で、まあ毎回毎回ツアーの度に本当にたくさんの人が集まってくれて。まあ…あの…何ちゅうかな?(客席から「愛してるよ~」の声)俺も愛してるよ(大歓声)。本当に本当に、心から感謝します。で、あの…最近…まあいいや。ハハッ(笑。客席から「ええ~!」と大ブーイング)。まあ…あの…一個どうしても言いたいの、あの…その…いわゆる普通の人たちがやってるような、普通のアーティストがやってるような活動を俺はしていないけど、(客席を左右に指さしながら)この空間だけを本当にあの…まあ…あの…何だかよく訳のわかんない芸能界なんかクソみたいな世界なんか全然関係なくて、この世界だけで俺は生きていこうかなと。これからも思ってんで(大歓声)。思いっきり、その気持ちが一つ伝われる、伝わり…やすい、何言ってんだろ?(笑)。伝わる曲を一発贈りたいなと思います。ひとつになれるヤツを。
<MC ぁ
センキュー大阪、センキュー愛してますセンキュー。
<MC ァ
センキューありがとう!センキューありがとう。昨日のライブと今日のライブで、もうほとんど序盤戦からもう、中盤に突入してるってことで、今回のツアー42本っていうまあ…ツアーとしても結構本数の多いツアーなんだけど、この今日、昨日、みんなからもらったエネルギーを持って、この後のツアーもビシッと頑張ってきたいなと思います(大歓声)。まだまだ残り29本か。たくさんのツアーを、俺を支えてくれるメンバーをみんなに、この静かな状態の中で紹介したいなと思います(客席大拍手)。ドラムは、LAでれこーでぃぐの時は毎回毎回参加してもらって、このライブでも、俺にとってはなくてはならない常連のドラマー、今回も連れてきてます。オンドラムス、チャーリー・パクソン。ベースは、俺の25年のソロのキャリアの中でも23年間、けっこう長―い長―い間、女房役やってくれてます。紹介します。オンベース、西山文晃。もう一人アメリカから、俺の『"B"ORDERLESS』っていう、一番最後に出したオリジナルアルバムの曲を6曲、アレンジと、それからギターとベースと、メチャクチャ才能のあるギタリスト、自信を持って紹介したいなと思います。ギター、YTです。ええ~もう一人、俺にとってはもう15年以上いつも毎回毎回世話になりっぱなしで、この人に足向けて寝られません。オンギター、頼りになるギタリストです。本田毅。「One Night Stand」っていう、俺にとっては忘れられないツアーがあるんだけど、その時に、スティーブ・ステーィブンスとプレイして以来、この人の大ファンです。奏でる斬鉄剣、大島俊一。キーボード。そしてもう一人、みんなから見えない場所なんだけど、そこにマニュピレーターって言って、コンサートの流れを全部司ってる、オープニングのSEなんかも作ってるメチャクチャ才能のあるクリエーターがそこにいます。テッセイです。ええ~最後に、温かく迎えてくれた大阪のみんなに、メチャクチャ納得できる形でココを締めたいなと思うで、この曲を贈りたいなと思います。
<MC Α
ええ~そう、サンキュー。最後に、俺の歴史をこの曲から始まったってやつを心を込めて(マイクを胸にコンと当てる)贈りたいなと思います。「ANGEL」!